“Our glorious infection has taken hold.”

Final Fantasy XIVのアップデートがかかった。
2012年に苦しんだ「大迷宮バハムート」のリバイバル「絶バハムート討滅戦」が実装されたわけだが、仕事のせいでそもそも前提となる「次元の狭間オメガ零式」にすら挑戦していないのだからできるはずがない。

できるはずがないのだが、それが非常にまずいことだということに今日気づいた。
先週、偶然職場に来ていた同級生と会った。彼とはあまり接点がなく、せいぜい顔を知っているくらいの関係なのだが、すれ違ったときにもしかしたらと思った。彼と挨拶を交わして積もる話をしたのだが、話すべき話題が仕事のことしかないことは薄々感づいていた。しかし、いざ別れる段になって名刺を渡そうとしたのだが、彼はこう言った。

「LINEのアドレスとかないの?」

LINEを交換する相手は居ないし、そもそもインストールしていない。そう答えようとしたときに愕然とした。
私は就職してから一度も私的な連絡先を交換したことがなかったことに気づいた。
それどころではない。「このあと飲みに行こうぜ」と言われても、酒は飲まないのでこの周辺はもちろん、近くの都会のことも全く知らないし、卒業以来はじめて会った同級生と何を話したら良いのかも分からない。
思えば、エオルゼアと職場を往復するだけで、それ以外の現実との接点は全くなかった。就職して以来、私の世界というのは急激に狭くなってしまったのかも知れない。

これは本当にわたしが目指した社会人像なのだろうかと思う。私は確かに社会不適合者かもしれないし、対人関係も苦手かもしれないが、それをつなぐツールには大学生の時から敏感だったはずだ。それがどうしてこんな世捨て人のようになってしまったのか。

就職したときの私がそれを望んだのかも知れない。「短期間ならいいだろう」と。
しかし間違っていたのだろう。間違っているのなら修正しなければなるまい。

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