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Archive for the 'フィギュア撮影講座' Category

まず、こいつを見て欲しい。こいつをどう思う?(AA略

左の方がすっきりして見えますね。わずかですが左の方が背が高いです。補助線を入れて比較すると

右足にベースラインをあわせたので、若干写真がずれていますが、左側の写真の方が、顔が小さく、ウェストの位置も高く、また、足も長く写っています。

真ん中の赤い細いラインはスカートのウェスト位置を表していますが、左の方が高いです。黄色いラインは顎の位置を表していますが、これも左の方が高く、顔の大きさも小さいです。

これは、特殊レンズである「シフトレンズ」を利用することで写真上で再現することが可能ですが、残念ながらシフトレンズは高価であり、また、AFが使用できないなどの制限もあるため、素人が運用するのはなかなか困難です。

んが、世の中にはべんりなものがあります。Photoshopという魔法のソフトウェアです。

まず、撮影したデータを適当に補正したら、Photoshopのメニューから「フィルタ」→「変形」→「レンズ補正」を選びます。

作業環境はMacですが、Windowsでも一緒です。
あと、当方残念ながらPhotoshop CS4を導入しておりませんが、たぶん一緒です。

 

するってーと右の隅っこの方にこんなパラメータがあります。

いじるのはここです。一応二足で直立しているフィギュアを前提にしていますが、横向きのフィギュアの場合は、自分で工夫してみてください。(テヘ

プラス方向に補正します。マイナス方向に補正すると、身長が低くなり、足が短くなります。
納得がいく位置が決まったら、OKを押して補正を確定します。

あとは、トリミングツールを使って、透明部分が見えないように補正します。塗りつぶしても構いません。

完成です。

タバサの足が確実に長くなっているのが分かると思います。しかし、顔の大きさは殆ど変化していません。
また、座高もかなり高くなっています。

このように、シフトレンズ様の効果をPhotoshopで得ることが出来ます。

フィギュアをすらっと、格好良く見せたいみなさま、是非参考にしていただければ幸いです。



突然だが、クリスマスである。
誕生日も、近い。

 

となれば、散財ではないか。と思い立ち、授業中にkakaku.comをのぞく。フィギュア撮影に長い単焦点はどうだろう。EF 300mm F4L ISなんか値段もこなれてきているし、撮影倍率も0.23倍。最短撮影距離1.5mと、お手頃だ。二万足せばEF 180mm F3.5L Macroが手に届く。などと妄想を繰り返して当サイトのこの記事を思い出して我に返った。

そう。極論してしまえば、絞ってしまえばレンズの差なんぞ気にならなくなる。というのをすっかり忘れていた。確かにEF 300mm F4L ISも、EF 180mm F3.5L Macroも素晴らしいレンズだ。それは認める。だが、当サイトに掲載されている写真はどれもF8〜F11が中心だ。開放で使っても、せいぜいF5.6が限界だろう。 それなら、レンズ間における差異はほとんど無いはずだし、RAW現像で誤魔化せる範囲内だ。人間Exifのような人でなければ気づかないレベルだろう。EF 70-200mm F2.8L ISは流石に別格だが、EF 24-105mm F4L ISとDistagon T*35/2 ZFの区別は、F8クラスになると、少なくともぽくにはつかない。

そういうわけで、写真というモノは光を記録するものだった、とmixiのどっかのコミュニティで見た文句を噛みしめながら、3万円を握りしめてSPEEDLITE 430EX IIを買ってきた。

理由は簡単。多灯ライティングだ。

 

さて、それでは、今日の本題。撮影におけるライティングの演出方法について行きたいと思います。(キリッ
十二件の応援ありがとうございます。励みにして頑張ります。
それと、Kimagureman! Studioさん。さっそく記事の紹介を賜り、ありがたく思っております。励みにして頑張りますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。 

EOS 40D + EF 70-200mm F2.8L IS

Av; F11  Tv: 2.0 sec  ISO: 200 
Exposure Bias: -2.0 ev.  Focal Length; 185 mm 
Focus; One Shot  Drive Mode; High Speed 
Quality; RAW  Picture Style: Portrait
Edit by Aperture 2.1

これは、いわゆる商品撮影における「四灯ライティング」の基本を踏襲して撮影した写真です。正直目からなにかやばいモノが落ちそうになりました。「なんだこれは? スッポンか?」と某至高のツンデレのようなことを口走りそうになりましたが、そんなことは置いておいて、やばい。多灯ライティングやばい。一灯追加しただけでこの差はなんだ。急にフィギュアが生き生きとしてみえるじゃないか。と感動するのは後回しにして、まずはその原則となる四灯ライティングの構成を示します。

これが基本となるライティング配置です。「なんだよ三つしかねーじゃんHAHAHA」と思う皆さんは、上を見上げてみてください。何がありますか?

 

天井に照明付いてるだろォォォォォォ!

 

まあ本当はですね、天井のライトとストロボの間で色の調整がどうの、と拘り出すと、キノフロだのなんだのという七面倒くさい世界が待っているので、アマチュアのぽくたちはそのへんで我慢しておいてください。べつにこのフィギュア売る訳じゃないし。・x・

 

ヤフオクに出品するみなさまはお疲れ様です。是非投資をして、元を取ってください。

 

上図におけるSPEEDLITEの前にある灰色の線はディフューズする必要を示しています。ディフューズとは、ストロボ光を直接被写体に当てないようにするための機構で、トレーシングペーパーや、専用の機材(「オムニバウンス」などが有名です)を使って行います。要するに、半透明のざらざらした質感のモノを一枚通すことで光を拡散させ、被写体にきつい光が当たらないようにするための機構です。別に専用の機材が無くても、いわゆるボックススタジオを利用している皆さんは、ストロボの首振りを上60度くらいに設定すると、似たような効果を得ることが出来ます。

ディフューズしないと確実にフィギュアがプラスチック質感まるだしのぬらりひょんになります。注意しましょう。

(註;上の図では、カメラの上に付いているストロボにディヒューズの表示がありませんが、これはウチでは中望遠レンズを用いて撮影しているため、ストロボをディヒューザーを用いて拡散させると露出が足りなくなるために敢えてディヒューズを行っていません。60mm〜90mmのあたりではディヒューズの必要があるかもしれませんがウチではマクロレンズを使っておりませんので、そのあたりはご自分で研究してください。すみません)

これを応用すると、逆光を表現することも出来ます。

 

EOS 40D + EF 70-200mm F2.8L IS

Av; F11  Tv: 2.0 sec  ISO: 200 
Exposure Bias: -1.0 ev.  Focal Length; 180 mm 
Focus; One Shot  Drive Mode; High Speed 
Quality; RAW  Picture Style: Portrait
Edit by Aperture 2.1

 

ストロボの配置はこんな感じです。

右に移りこんでいる光は奥のストロボのものです。手前のストロボ光とカメラ上のストロボにより、効果的に顔の凹凸を表現できています。フレアが発生していますが、強い光なので許してあげましょう(・ω・)

逆光の演出をする場合、レンズのフレアやゴーストへの耐性を考慮する必要があります。レンズがこういった特性に対して貧弱な場合、上の写真で見られるような変なモノが写りこんだりする場合があります。

青で示した領域は意図した写りこみなので、問題ありませんが、赤で示した部分は意図したものではないのでノイズになります。必要に応じてレタッチするか、逆光に利用する光を弱くするなどして調整してみてください。 

 

まあそんなわけでですね、フィギュアが思うように写らないと嘆いている諸兄(諸姉かもしれませんが)の皆様、是非多灯ライティング、お試しください。とはいえ、Canonでやろうとすると10万単位の投資になりますが、なにも一気にやる必要はありません。まずクリップオンストロボを一つ、そしてマスターになる580 EX IIを二台目に、三灯ライティングを楽しんだところで、物足りなくなって四灯目を買う、というその悩んだステップが大事なのです。確かに、量販店に行ってストロボを一杯買ってきて「ワホーイ、多灯ライティングだー。これで今日から俺もプロ並みwww」なんて騒ぐより、「何が出来ないか、どんな機材を増やすと何が出来るようになるのか」というのを着実に学んだ上で、機材を買い足していくのが理想だと思います。写真は上を見たら機材がいっぱいありすぎて悩むことも多いと思います。ですが、写真はあくまで光を操るものです。レンズを買うと表現の幅は増えますが、それ以上に「光を操る」ことは表現の幅を増やすものだと、いうことを一つ、覚えてページを閉じてはいただけないでしょうか。



七件の応援ありがとうございます。調子に乗って構図編行ってみたいと思います。

冷泉さんの本職はコスプレ写真ポートレイトであるわけですが、基本は大体一緒です。

写真を取るときに必要な要素は「分割方式」、「アングル」、「ポジション」です。順を追って説明していきます。

 

まず「分割方式」です。

写真と聞いて真っ先に思いつくのが「二分割法」でしょう。

こういう構図ですね。

この構図は使いやすく、よく人物撮影などで見受けられ、「日の丸構図」と言われていますが、目線のある日の丸構図は収まりが悪く、また、印象が強くなりがちなので、使うときはかなりの注意を要します。

印象を強くする意図で使われる分には問題はないです。たとえば、顔のアップで、表情を描写したいときがそれにあたります。

シャナたんの顔がアップになっていて、恥ずかしそうな表情が強調されていてハァハァできる写真にしあがっとります。

こういう分割法は使い方が難しく、撮るモノの主題がある程度決まっているときでないとなかなか思った通りの絵にならないことがあります。ですが、万人向けの分割法があります。

人が美しくモノが見えるパターンというのがあって、そのなかで「黄金分割」というのがあります。たとえば、名刺の大きさは黄金分割に準拠しているといわれ、1cmでもその大きさの範疇を出ると違和感を覚えるとされています。

ようするに、「一番収まりの良い長さ・大きさ」なわけです。

赤丸で示した点が「黄金分割点」と呼ばれるポイントです。この点は構図を1:1:1で分割した点の交点でもあります。この四点と、その分割線(上図における赤い線)に従って構図を組み立てる手法を三分割構図と言います。

たとえば、先日の遠坂凜は典型的で

このようになっとります。非常に黄金分割にのっとった構図であることが見て取れると思います

また、マクロ撮影などでよく使われる手法に斜め分割構図というものがあります。斜め分割構図というのは、

この分割線に従って構図を組み立てるものをいいます。たとえば非常に単純ですが

こういった構図が典型例です。

上の三分割と併用すると

こういう感じにも使えます。

このように、三分割法は、構図を決めやすく、フィギュア撮影に於いてできる空間を有効利用できるため、非常に有用な構図です。カンのいい方はお気づきかと思いますが、各社のデジタルカメラのライブビューモード(コンデジの場合は撮影画面)に表示される格子線は、じつは、この三分割法に則った補助線なんです。EOS系では「グリッド」とか読んでますし、Nikonでも同じような呼ばれ方をしております。詳しくは各社カメラ取扱説明書のライブビューモードないし、撮影画面設定のページをお読みください。

また、一眼レフの場合、機種によってはファインダーを格子線付きのものに取り替えることが可能です。(方眼マットスクリーンなどという名前で市販されています)。

 

続いて「アングル」にいきます。
「アングル」というのは被写体を「見上げているか」「見下ろしているか」「同じ目線か」という三つの状態に分け、その状態を「 ハイアングル」、「ローアングル」、「アイレベル」と言います。ここで気をつけたいのは、これがカメラの位置を表しているのではなく、傾きを表している、ということです。カメラの高さは、次項で説明する「ポジション」で説明します。まあ、あまりフィギュア撮影に於いて、ポジションを意識することはないのでスルーしても結構ですが(・w・)

ローアングル

アイレベル

ハイアングル

フィギュア撮影においてマクロレンズが使われるのは珍しくなく、中望遠レンズをメインとして撮影しているぽくは異端なのかもしれませんので、杞憂だと思いますが、50mm以下の広角レンズで撮影を行っている場合、このアングルの設定は、遠近感に対して与える影響が強く、そのため、被写体に多大な影響を及ぼすことがありますのでレンズの選定には注意が必要です。

 

最後の「ポジション」はカメラの高さを表しますが、三脚撮影を中心とするマクロ的な表現が多いフィギュア撮影で意識されることはさほどありません。ポートレイトの世界では重要な要素ですが、フィギュア撮影に於いてはあまり重要でないので割愛します。コスプレ写真ポートレイト講座とかやる機会がありましたらいずれ…………! |・ω・)!

 

そんなわけで、今日はあまりネタにされない「フィギュア撮影における構図」というものを扱ってみました。構図、と聞くとアレルギー反応を起こしたように複雑なものを思い浮かべて拒否反応を示す方々が多いのですが、基本は上に示した3パターン×3パターンなので、あとは自分で変化を付けながら「これだ!」という構図を見つけるだけです。その一助になれば幸いと思っております。

次回は…………何にしようか…………。リクエスト等あれば拍手などでお知らせください! |)ミ



12 9th, 2008

本気で撮影したので一枚しかありません。(・ω・)
普段は照明までコントロールしないんですが、今日は照明をコントロールしてガチンコでいきました。 

 

  

EOS 40D + EF 70-200mm F2.8L IS + SPEEDLITE EX 580 II*2

Av; F11  Tv: 4.0 sec  ISO: 200 
Exposure Bias: 0 ev.  Focal Length; 120 mm 
Focus; One Shot  Drive Mode; High Speed 
Quality; RAW  Picture Style: Portrait
Edit by Aperture 2.1

 

とはいえ、ガチコンでApertureでいじくっとります。オリジナルが右ですので参考までに。
RAWってほんと撮影者の意図を反映するためにあるんだなー。と思いました。

近所の都会のカメラ店で、「JPEGでとりました。RAW? むずいからわかんね(‘A`)」とのたまいながらEOS 5D Mark 2に張り付いていた爺にラリアットかましたかったです。JPEGは所詮メーカーの現像エンジンの補正がかかっとる画像ですから。ええ。したり顔で「35mmフィルムで撮影したことのない今の若者はどうの」とのたまっていてほんとうざかったです。S模O野のフォトサークルらしいですが死んでもお断りしたいと思いました。

まあそんな話はいいです。年を取ると愚痴っぽくなりますね。サーセン。あと9日で24歳なんです。

 

まあそんなわけでですね、ちょっくら作業工程を。

実はヒストグラムを見ると大失敗なのですが、とりあえずそれは見なかったことにして、この画像を見れる画像にしようと思います。(・ω・)

見て分かるのは、全体的に彩度が低い、コントラストが低い、というのが上げられると思います。露出はやや高めかなあという気もしますが、エプロン部分が白飛びしているので、白飛びしないくらいまで下げた方がいいかなあと思います。

というわけで、調整すると

だいぶよくなりました。しかし、やや顔の部分のシャドウ部分が気になりますので、ハイライトをいじります。

よく見ていただけると分かりますが、顔の頬の部分に桃色の斜線が入っています。やや見やすくなりました。
また、顔のパーツが少々不鮮明なので、少しだけシャープネスを上げます。

 

仕上げです。光が当たっている赤のワンピースの部分の彩度がやや低く、色相も黄色っぽいです。(色相と彩度、及び明度の関係についてはwikipediaのHSV色空間を参照してください)
そこで、色温度をいじります。白いエプロンドレスの場合、光源によっては黄色く写ることがありますが、ほんの少しだけ青を乗せると見栄えするので、青っぽく仕上げます。 


でも、それだけではちょっとワンピースの赤の彩度は低いままなので 、赤色だけに絞って彩度を少しだけ上げます。

完成です。

Aperture以外のソフト使ったことがないので競合他社ではどうか分かりませんが、Photoshopでも似たようなことが出来るので、もし現像にCamera RAW+Photoshopをご利用の方は参考までにどうぞ。